新人看護師さんへアドバイス!血管がわかりにくいときの抹消ルートのとり方

こんにちわ。
わらしべナースです(^^)
今日は新人さんに向けて、「失敗しない抹消ルートのとり方」についてワンポイントアドバイスをお伝えしたいと思います。
みなさん、抹消ルート確保は練習していますか?
もう成功して独り立ちしている新人看護師さんもいるのでしょうか??素晴らしいですねパチパチ。
採血よりも、抹消ルートの確保のほうが難しいですね。まだまだ緊張するし、成功するかドキドキ怖いですよね。
わらしべナース最近、こんなツイートを発見してびっくりしました。
大学病院などでは、研修医が多くいて看護師は4年目からしかルートキープができないところがあるらしいですよ!
うちの病院4年目にならないとルートキープさせて貰えないのクソすぎない?
たとえ3年働いて辞めたとしてもその技術できないんだよ??辞めさせないためか??やめるけど— しらゆき🥀1年目Ns (@shirayuki_369) 2019年6月5日
あと、やっぱり抹消ルート確保は難しいというツイートも。
採血凄い好きだけどルートキープはめちゃくちゃ嫌い😂😂ルートキープむずすぎん?
— 豆腐@新人Ns💉 (@108ns_yametai) 2019年6月5日
成功すると嬉しいし、ルートキープが好きになりますよね(^^)人生初老人のルートキープさせてもらった(笑)
無事1発成功👏
90オーバーの方のルートキープで2年ぶりに私も点滴させてもらってめっちゃ楽しかった(笑)— みるく👶🏻🍼 (@ns_mkn) 2019年5月29日
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看護師にとって、抹消ルート確保は毎日行う日常業務の一つです。
でも新人さんにとってはまだ慣れず、今は恐怖の看護技術の一つだと思います。一発で成功するととっても嬉しいですよね。
抹消ルート確保が一発で成功したときは、同期の看護師に「今日抹消ルート確保できたよ!!」と報告し褒めあってくださいね(^^)
指導にあたる先輩ナースのみなさんも、新人看護師さんがルートキープできたときは褒めてあげてくださいね(^^)
では、早速いきましょう。今日は新人看護師の大城さんと一緒にお伝えしますね。
わらしべナースの
「新人看護師さんへアドバイス!血管がわかりにくいときの抹消ルートのとり方」です。


抹消ルート確保はとっても緊張する〜〜。怖いよ〜〜。
今日脱水の70歳のおばあさんの抹消ルート確保が難しくて、失敗ちゃった。
見えにくい血管の時はどうしたらいいの?(T_T)
脱水傾向やショックの患者さんは循環血液量が減少してしまうため抹消血管が収縮します。(重要臓器の血流を維持するためです)
その結果、蒼白・末梢冷感の症状が出て、血管がわかりにくくなります。このような患者さんの抹消ルートを取る場合には、事前準備としてポジショニングが大事になります。
☆穿刺部位を心臓より低い位置にすることです。
仰臥位で上肢を穿刺部位とする場合、動ける患者さんなら、声掛けをして、ベッドの端に少し寄ってもらい、手をぶらんとベッドから自然におろしてもらいましょう。そして患者さんが可能であれば、グーパーと手指を数回開閉してもらいましょう。
しばらくすると血管に張りが出てくるので、そのときに血管を探しましょう(^^)
もし、座位での上肢を穿刺部位とする場合なら、座ったまま手を下に下げてもらい、グーパーと数回開閉してもらいましょう。
しばらくすると血管に張りが出てくるので、そのときに血管を探しましょう(^^)


血管の選び方は①前腕②上腕③下肢の順にまっすぐな部位をみつけましょう。
血管は蛇行のないまっすぐなところを穿刺することが基本ですね。
一番のオススメは、前腕に逆Y字型に二股に分岐している血管の分岐点に穿刺すると血管が逃げにくく刺しやすいです。特に男性の手だとよく見えやすいですよ(^^)!
動ける方の下肢への穿刺はできるだけ避けてくださいね。深部静脈炎や血栓形成のリスクがあることや歩行に支障をきたします。


事前に穿刺部位を温めることで血管を拡張させたり、駆血した状態でアルコール綿で穿刺したい部位よりやや抹消から中すいに向かい一方方向に拭くと血管を怒張させることができます。


浮腫がある場合は、事前に穿刺側の腕を挙上しておくと見やすくなる場合がありますよ。
脂肪が厚い場合は、手背や手首など脂肪層の薄い部位で血管を探すと見つかりやすいです。
それから、穿刺部位の皮膚を軽く圧迫、進展することで見やすくなる場合もありますよ(^^)


このようなもれやすい血管というのは、ご高齢の方に多いですよね。何度も抹消ルートに用いている血管や、動脈硬化が進行している血管は弾力が乏しく、ころころした感触で、穿刺の際に血管が動いて逃げやすいですよね。
その場合は、皮膚を手前側に軽く進展させ、細めの留置針で普段より浅い角度(15〜20℃くらい)で慎重に穿刺すると、血管の逃げや漏れを防ぎやすくなりますよ。


わらしべナースも実はそんな経験があります。男性の方で直に駆血帯を巻いた時、手の毛が駆血帯にからまって痛いと言われたことがあります。。
沖縄の男性に多いですが、毛が多く、点滴の時駆血帯や、固定シールで毛がとれて痛いからと剃毛を頼まれてバリカンで剃ることもあります。(カミソリは皮膚を傷つける恐れがあるので使いません)
あと、ご高齢で皮膚が弱い方だと表皮剥離も怖いので、可能であれば駆血帯は病衣の上から巻いたり、タオルやハンカチなどで皮膚を保護してから巻くようにしています。
駆血帯を巻く強さの目安は、末梢側の動脈が触知できる強さです(^^)
さて、新人看護師のみなさんいかがでしたか??
色々言われても全部は覚えられないと思います。
抹消ルート確保に困ったとき、苦手だなと思った時、失敗してしまったときにまた、読んでいただけると嬉しいです(^^)
あ、くれぐれも針刺し事故にだけは気をつけてくださいね!!
それはとーーーーっても重要です。緊張しているので注意力も散漫になりがちです。
では、最後までお読みいただきありがとう御座います。
今日もがんばりましょう!!!
質問があればコメントも募集しています(^^)
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