台風や災害時に出勤する看護師と、見送る家族の気持ち「台風でも出勤するの?」

今、日本は災害大国となっています。
この時代に、自分の住んでいる土地が安全だという保証はありません。
そんな中、私達看護師は台風・地震・津波・水害など、災害時どこまで仕事をがんばればいいのか。
災害時に出勤中も、家に残されている家族を気にかけながら、子供よりも患者さんをどこまで優先するべきなのか。
家族を残して出勤したくない、子供を抱きしてめあげていたい。
私達看護師だけでなく、医療従事者にはそんな悩みがあると思います。
心では今すぐにでも家族の元へ帰りたいというのが医療従事者の本音ではないでしょうか。
看護師の葛藤がありますよね。
今日はそんな看護師の葛藤について調査しました。
この質問に対して、ネット上ではこのような答えがありました。
「今の職場は組合もなく、労災が降りない職場です。以前にも降りないケースがあったので、大規模災害時は連絡が来ない限り無理には出勤しないつもりです」
「正直、患者のことなんて気にならないし、自分や家族の命や生活の方が大事と思ってしまう。
仕事優先に考えられる方は偉いなと思います。私は家族を選びます。看護師としてどうかと思われるかもしれま
せんが、、、」
「私が勤務中だったり、家族バラバラのときに緊急事態が起これば、私の勤務先の病院に来ることと決めています。
一番安全な場所だと思うので」
「患者さんのことが気になるので行けるなら基本的には行きます。
事前予測のつく台風レベルなら職場に前泊したり、夜勤でも雨風がひどくなる前に家から出るように工夫します。災害時は全員出勤は難しいと思うので、うちは出られる人が出るという体制です」
「もちろん自分の家族が優先ですが、無事を確認できたら職場に行きます。
行かなければ必ず誰かが困るのです。
私は以前夜勤に行く前に震災にあいましたが、身の回りのものを抱えて出勤しました。ずっと繋がらなかった電話が、夜につながった喜びは今でも忘れません。
電話を復旧させるために出向いた人々にも家族がいたと思います。」
はやり、看護師には職業意識が高い人々が多いと思います。
家族の安全を確認できたら、次は患者さんのために仕事をすることが当たり前という感覚ですね。
看護師以外でも、災害時でも出勤する、医療従事者・自衛隊・消防関係・それ以外でも働く職人さんたちには本当に感謝の気持でいっぱいです。
私も、同じく家族の無事が確認できれば、病院に出勤するつもりです。
続いては、台風や震災でも出勤していった人を見送る、家族の声です。
「私の父は救急救命士です。
阪神大震災の朝、父は自宅で私達の安全を確認し出勤し何週間も帰宅しませんでした。
父は家族のことをずっと心配していたと思います。
世の中には「職業意識」が高い人々が実在するようです。
特に人の命に関わる仕事の方たちはその意識があるから出勤するんだと思います。
消防士の中には家族がなくなった方も多かったんです。
家族にも本人にも覚悟が必要な職業です。
私は父を尊敬しています。」
「私の姉は3歳の子供がいる看護師です。
地震や震災があった時休みにでも、交通が麻痺していたも病院に駆けつけるといいます。姉は家族が大事だけど、看護師だからと言っています。
かっこいい姉を尊敬していますが、どこか割り切れない思いがします。
大事な家族だからこそ、姉が心配です。」
「娘は看護師ですが、今朝泊まり支度して出勤していきました。
台風でも看護師は出勤するのが普通なのでしょうか。
看護師ななかなか休めない仕事だとはわかっていますが、母親としては心配で、そんな風に思ってしまいます」
「父は消防の仕事をしていました。
昔の話ですが、何かあったらすぐに呼ばれていて小さい頃は、母がかわいそうでしたよ。
家と子供を守ってくれてありがたかったです。」
「うちの夫は道路管理の仕事です。
台風や地震、大雪など災害時は必ず出勤です。
こういった時は私が子供を守るしかありません」
「うちは嫁さんが看護師で台風のときでも仕事に行きました。
僕も台風時は仕事だったので、家族が離れていることは不安でしたが、仕事なので仕方ないと思っています。
とにかく、無事で何事もないことをお互い祈っています。」
看護師でない方達からすると「こんな台風の中?災害時でも出勤するの?」と思われることもありますね。
自分の愛する家族だからこそ、応援したい気持ちと、心配する気持ち両方あると思います。
災害時に出勤する者と、それを見送る家族。
「こんなときに行かないでよ」となかなかわかってもらえないこともあるかもしれません。
本当はずっと一緒にいたいけれども、私達看護師や介護士、医師は患者を守る責任があります。
家族の方の理解と覚悟が必要になりますね。
もし、家族が台風や災害の中出勤になったら、家族の方は「気をつけてね」と送り出してあげて下さい。
心は家族と一緒にいたいという気持ちに違いないはずです。
でも。待っている人々がいる、困っている人々がいるのです。
もちろん、医療従事者以外でも災害時に出勤する方々はたくさんいると思います。
電話がつながらなくて救急車も呼べない、水がない、食べ物がない、帰れない、ライフラインの早い復旧を求められます。
私達、災害時も働く人間からすると、愛する家族の存在が頑張る力になっているのです
災害が多くなってきているので、私達も日頃から物理的にも、気持ち的にも準備が必要だなと感じるこの頃です。
長くなりましたが最後までお読みいただきありがとうございます。
災害でも働くみなさんには本当に尊敬と感謝していますし、私も頑張りたいと思います。
まだ小さな子どもがいたり、災害時に出勤は、、、私は家族と一緒にいたいという看護師もいると思います。
そんな看護師さんたちは災害時はお休みになるクリニックや診療所をお勧めしています。
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